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採用サイトは何を書くべきか|応募が来るサイトの共通点

「求人媒体に出しているが応募が来ない」「来ても採用に至らない」というご相談から、採用サイトの制作が始まることがよくあります。

採用サイトは、コーポレートサイトの採用ページとも、求人媒体の掲載情報とも役割が違います。ここを理解しないまま作ると、きれいだが応募が増えないサイトになります。

採用サイトの役割は「不安を潰すこと」

求職者がどう動くかを考えると、役割がはっきりします。

  1. 求人媒体やハローワークで求人を見つける
  2. 会社名で検索する
  3. サイトを見て、応募するかどうかを決める

つまり、採用サイトが読まれるのはすでに興味を持ったあとです。ここで求職者がやっているのは、比較でも発見でもなく、確認です。

  • 本当にちゃんとした会社か
  • どんな人が働いているのか
  • 入ってから後悔しないか
  • 自分がやっていけそうか

採用サイトの仕事は、魅力を伝えることより、不安を潰すことです。この前提が抜けると、抽象的で立派なメッセージだけが並ぶサイトになります。

載せるべきもの

1. 実際に働いている人

最も効きます。社員が何人か登場し、顔と名前と、日々の仕事の様子が分かること。経営者のメッセージだけでは足りません。求職者が一緒に働くのは経営者ではなく、現場の社員です。

社員紹介で聞くとよい質問。

  • 入社前に不安だったこと、入ってみてどうだったか
  • 1日のスケジュール
  • 仕事で難しいと感じること(良いことだけだと信用されません)
  • どんな人と働きたいか

「難しいと感じること」を載せているサイトは強いです。良いことしか書いていないサイトは、経験のある求職者ほど警戒します。

2. 具体的な数字と事実

よくある表現 置き換え
アットホームな職場です 平均年齢34歳、社員12名。全員が下の名前で呼び合っています
風通しが良い 毎週月曜に全員参加の30分ミーティングがあります
残業は少なめです 月平均の残業時間は12時間。毎週水曜は全員定時退社
未経験でも安心 入社後3か月は先輩と2人1組。研修プログラムの内容は下記

右側の書き方をすると、応募の質が変わります。合わない人が応募しなくなるので、面接の効率も上がります。

3. 待遇と選考フロー

隠さないでください。給与レンジ、賞与の実績、休日数、勤務地、転勤の有無。「応相談」「当社規定による」が並ぶサイトは、それだけで候補から外されます。求職者は複数社を比較しており、情報が足りない会社は比較の土俵に上がれません。

選考フローも明記します。応募から内定まで何ステップで、何日くらいかかるのか。ここが見えると応募のハードルが下がります。

4. 職場の写真

実際の事務所、作業場、店舗、車両、機材。求職者は「どこで働くのか」を具体的に想像したがっています。素材写真は逆効果です。きれいでなくても構いません。実際の場所が写っていることに価値があります。

5. 応募以外の選択肢

  • カジュアル面談・話を聞くだけ
  • 職場見学
  • LINE やフォームでの質問
  • 会社説明資料のダウンロード

とくに中途採用では、「今すぐ転職したいわけではないが興味はある」層が多くいます。この層を取りこぼさない導線が有効です。

避けたほうがよいもの

抽象的なキャッチコピーだけのファーストビュー:求職者が知りたいのは、どんな仕事を、どこで、誰と、いくらでやるのかです。

社長の長いメッセージがトップにある:読まれません。載せるなら、下層のページに置いてください。

求人媒体の情報をそのままコピーする:媒体には字数制限があります。サイトはその制限がないので、媒体に書ききれなかったことを書くのが正しい使い方です。

募集要項だけのページ:それなら求人媒体で足ります。

業種による重点の違い

製造・建設・運送:職場環境と安全への配慮、体力面の実際、資格取得の支援。作業風景の写真が最重要です。「思っていたよりきれいな職場だった」は応募理由になります。

医療・介護:人員体制、夜勤の頻度、教育体制、離職率。この業界の求職者は、待遇より現場の負荷を見ています。

飲食・小売:シフトの実際、勤務時間帯、社員とアルバイトの比率、キャリアの道筋。学生・主婦層を狙うなら、シフトの柔軟性の具体例が効きます。

IT・専門職:使用技術・ツール、開発体制、リモートの可否、裁量の範囲。曖昧な表現は最も嫌われる領域です。

公開後にやること

  • 募集状況を最新にする:募集していない職種が残っていると信用を落とします
  • 社員紹介を追加していく:入社した人のインタビューを足していく
  • 求人媒体からサイトへの導線を確認:媒体の掲載文にサイトURLを入れる
  • 応募者に聞く:面接で「サイトのどこを見ましたか」と聞くと、改善点が分かります

最後の項目が特に有効です。実際の応募者が何を見て決めたかは、どんな解析ツールよりも確かな情報です。

TEHON での参考の探し方

  1. ファーストビューに何を置いているか(コピーか、人か、仕事風景か)
  2. 社員紹介がどこに、どれだけあるか
  3. 応募以外の導線があるか

自社と同じ業種、同じくらいの規模の企業を探すのが実践的です。大企業の採用サイトは予算規模が違うので、構成の考え方だけを参考にしてください。参考デザインギャラリーから絞り込んでご覧ください。

まとめ

  • 採用サイトが読まれるのは、すでに興味を持ったあと。役割は不安を潰すこと
  • 社員の顔と、具体的な数字。抽象的な形容詞は事実に置き換える
  • 待遇と選考フローは隠さない。情報が足りない会社は比較の土俵に上がれない
  • 「難しいと感じること」を書けるサイトは信用される
  • 応募の手前に、話を聞くだけ・見学などの中間の選択肢を用意する

採用サイトは、良く見せるためではなく、合う人と合わない人を正しく分けるためにあります。そう考えると、書くべきことは自然に決まってきます。


マザーハンズでは、広島・東京を拠点に採用サイトの制作と採用マーケティング支援を行っています。お問い合わせよりご相談ください。

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